福岡市の「マリンワールド海の中道」は、海の生き物や環境を楽しく学べる施設です。水族館やプラネタリウムを併設し、1989年の開館以来、350種類以上の魚やイルカ、アシカの展示が魅力です。特にイルカ・アシカショーや巨大なパノラマ大水槽が人気で、夏には夜間営業も行われます。また、周囲の自然環境でリラックスしながら学べるため、家族連れやカップルに最適です。さらに、地域に根ざした環境保護活動も行っており、来館者は海洋環境の重要性についても学べます。館内には飲食可能なレストランもあり、楽しい時間を過ごせます。
福岡の海を学び、楽しむ!マリンワールド海の中道の魅力
福岡市にある「マリンワールド海の中道」は、海の生き物や環境について楽しく学べる場所です。正式名称の通り、この施設は水族館、プラネタリウム、展示室を併設しており、訪れる人々はさまざまなテーマを通じて知識を深めることができます。
1989年に開館し、1995年には改装と増築を行ったこの科学館では、「対馬暖流」をテーマにした展示が特に魅力的です。熱帯から温帯、寒帯に至るまで、350種類以上の魚が20,000点も展示されており、まるで海の中を散歩しているような体験が楽しめます。また、イルカやゴマフアザラシ、ラッコ、ウミガメなども見ることができ、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。
特に人気があるのは、イルカとアシカのショーや、巨大なシロワニが泳ぐパノラマ大水槽です。訪れるたびに新しい感動が待っています。さらに、2000年からは夏休みの間、夜間営業も行っており、昼とは違った雰囲気を楽しむことができます。また、1994年に博多湾に漂着したメガマウスのホルマリン標本も展示されており、貴重な体験ができます。
マリンワールド海の中道は、周囲を海と公園に囲まれた自然豊かな場所に位置しており、市街地の喧騒から離れてリラックスしながら学べるため、家族連れやカップルにもぴったりのスポットです。施設内には「海の中道海浜公園」もあり、訪れた後に公園でのんびり過ごすこともできます。
また、この科学館では福岡市の海洋環境を保護するための研究や啓発活動にも力を入れています。福岡市内の小学校や中学校との連携事業や、地域住民向けの講演会、イベントなどが開催されており、地域に根ざした活動が展開されています。こうした取り組みを通じて、来館者は海洋環境の大切さやその保護の重要性についても学ぶことができます。
水しぶきと感動が交差する!アシカ・イルカショー
マリンワールドの「アシカ・イルカショー」は、大人気のアトラクションです。アシカやイルカが華麗な技を披露するこのショーは、訪れる人々に癒しと感動を提供してくれます。ショーの他にも楽しい食事タイムなど魅力的なコンテンツが充実しています。
アシカ・イルカショーは、平日は3回、土日は4回行われています。会場は屋根のあるショープールで、美しい博多湾と福岡の街並みを背景に、開放感あふれる環境が広がっています。水しぶきを気にしない方には、前方のオレンジ色のシートに座ることをおすすめします。ここでは高確率で濡れるため、カメラなどの電子機器には注意が必要ですが、迫力満点のショーを間近で楽しむことができます。
ショーの内容は日によって異なり、登場するアシカやイルカが変わります。この日、最初に登場したのはアシカのカリンとアイのペアで、愛嬌たっぷりの演技で会場を盛り上げてくれました。その後、イルカたちも登場し、彼らのかわいらしい姿に思わず心が和みます。
さらに、特別ゲストとしてクジラの一種であるコビレゴンドウのユキちゃんも登場します。ユキちゃんは国内での飼育日数の記録を更新している、マリンワールドのアイドルです。彼女の大きな体を使った豪快なスピンは、観客を魅了すること間違いありません。
イルカたちの見事なジャンプに拍手が起こる中、季節ごとにショーの内容も変わりますので、何度訪れても新しい楽しみがあります。夏季限定で行われるクライマックスのスプラッシュタイムでは、ウッドデッキが開放され、プールの目の前に立つことができます。水しぶきを浴びて笑顔を見せる子どもたちの姿は、訪れるすべての人にとって特別な思い出となるでしょう。
観覧席の脇にはベビーカー置き場もあり、マリンワールドでは飲食の持ち込みも可能です。ショーがない時間には、観覧席でお弁当を楽しんだり、おやつを食べたりすることもできるので、家族で楽しいひとときを過ごすにはぴったりの環境です。
マリンワールドで出会う幻想的な海の世界
マリンワールドの大きな魅力の一つが、1階から2階にかけて貫通するパノラマ大水槽です。この水槽は、幅が24メートル、高さが10メートル、水深が7メートル、そして水量が1,400トンという巨大なサイズを誇り、アクリルパネルは約30センチメートルの厚さがあります。水槽内には80種類以上の魚が2万匹以上泳いでおり、その中には20種類100匹のサメや約2万匹のイワシも含まれています。館内は暗く設定されていて、ライトアップされた水槽で泳ぐサメやエイ、マイワシの群れは幻想的な光景を提供し、来館者を楽しませています。
特に注目なのが「ダイバー魚ッチング」というコーナーです。ここでは、ダイバーが水中カメラで撮影したライブ映像を見ながら、ダイバーとの会話や解説も楽しむことができます。また「イワシタイフーン」では、イワシやサメ、エイに餌を与える様子を見られ、迫力満点の体験ができます。
さらに、2009年に新たに開業した「かいじゅうアイランド」もおすすめです。この施設では、カリフォルニアアシカとゴマフアザラシが暮らしています。2階建ての建物は、1階から海中、2階からは海面や陸上側を観察できる設計になっており、アシカが住むメイン水槽を囲む螺旋状のスロープが特徴的です。特に「パクパクアザラシ」というイベントでは、来館者がアシカやアザラシに直接餌を与え、交流を楽しむことができます。
最後に、マリンワールド内のレストランについてご紹介します。ショープールの前にあるレストランでは、カレーライスやうどん、お子様ランチなど20品目以上のメニューが揃っており、飲み物も豊富です。ショープールで泳ぐイルカを眺めながら食事を楽しむことができ、予約も可能なので、団体での利用にも対応しています。
基本情報
マリンワールド海の中道
福岡県東区西戸崎18−28
マリンワールド海の中道は、海洋生物を間近で楽しめるショーや巨大なパノラマ水槽が魅力です。イルカやアシカとのふれあいや、福岡の美しい海景を背景にリラックスでき、家族連れやカップルにおすすめの観光スポットです。
画像出典:wikipedia